算命学の十大主星・十二大従星とは?全22星の意味と読み方
算命学の十大主星10種類と十二大従星12種類を一覧で解説。5本能と陰陽、人生12段階とエネルギー点数、人体星図の位置、実際の命式で主星と従星を組み合わせる方法が分かります。
算命学の人体星図には、「車騎星」「玉堂星」などの十大主星と、「天胡星」「天将星」などの十二大従星が一緒に並びます。どちらも星と呼ばれるため、何が違うのか、どちらを先に読めばよいのか迷いやすいところです。
十大主星は、何を守り、伝え、引きつけ、動かし、学ぶかという心の本能を10種類で表します。十二大従星は、その本能をどんなエネルギーとペースで使うかを、人の一生にたとえた12段階で表します。
この記事では、全22星を一覧で説明し、人体星図のどこに置かれるか、同じ人の主星と従星をどう一文へ組み合わせるかまで解説します。自分の結果を横へ置き、星名に印を付けながら読んでください。
十大主星と十二大従星の違い
二種類の星は、次のように役割が違います。
| 比較 | 十大主星 | 十二大従星 |
|---|---|---|
| 種類 | 10種類 | 12種類 |
| 土台 | 十干と五行・陰陽 | 十二支と人生12段階 |
| 見ること | 心、本能、性格、行動、人間関係 | エネルギーの質、強弱、年代ごとのペース |
| 人体星図の数 | 5か所 | 3か所 |
| 配置 | 北・東・中央・西・南 | 左肩・左足・右足 |
| 最初に見る場所 | 中央の主星 | 初年・中年・晩年の3星 |
たとえば中央が車騎星、初年と中年が天胡星なら、「素早く動く本能を、感性や直感と一緒に使いやすい」と読みます。
車騎星だけなら「何をするか」、天胡星だけなら「どんな質とペースか」。二つを重ねることで、同じ車騎星を持つ人同士の違いが見えてきます。


主星がエンジンの種類なら、従星は走らせる時の馬力とリズムや。同じエンジンでも、じっくり進む人と一気に動く人がおる。二つを重ねて、やっとその人らしさになるで。
十大主星は、5本能を陰と陽に分けた10種類
十大主星は、木・火・土・金・水の五行に対応する5本能を、それぞれ陽と陰に分けたものです。
- 木性:守備本能
- 火性:伝達本能
- 土性:魅力本能
- 金性:攻撃本能
- 水性:習得本能
ここでいう攻撃は争い、魅力は外見だけを意味しません。攻撃本能は前へ進み役割を果たす力、魅力本能は人や物を引きつけ現実の価値を動かす力です。
守備本能|貫索星・石門星
貫索星|自分の軸を守る
貫索星は木性の陽です。独立心、自立心、一本気、マイペースという形で、自分の軸や領域を守ります。
一人で集中できる環境では、周囲に流されず継続する強さになります。一方、急に方針を変えるよう求められると、納得するまで動きにくい面が出ます。
仕事では、担当範囲が明確で、積み上げた技術を守れる役割に向きます。中央にあれば本人の本質、東にあれば社会や友人関係で自立性が表れます。
石門星|仲間と集団を守る
石門星は木性の陰です。社交性、協調、説得、集団の統率として、横のつながりを守ります。
貫索星が「自分を守る」なら、石門星は「仲間を作って守る」。上下関係だけで動くより、同じ目線で人をつなぐことを得意とします。
人が多いほど力を発揮しやすい一方、全員へ合わせ続けると本音が見えにくくなることがあります。関係を作る役と、最終判断をする役を分けると活かしやすい星です。
伝達本能|鳳閣星・調舒星
鳳閣星|自然体で広く伝える
鳳閣星は火性の陽です。おおらかさ、観察、自然体、食、遊び、分かりやすい伝達を表します。
見たことをそのまま言葉にし、多くの人へ伝える力があります。話を難しくしすぎず、誰でも受け取れる形に整えることが得意です。
急がされるより、自分のペースで観察できる環境で良さが出ます。中央なら穏やかな本質、東なら発信やメディア、南なら子どもへ分かりやすく教える姿として表れます。
調舒星|一人の感性を深く表現する
調舒星は火性の陰です。繊細な感受性、独自の表現、反骨心、ロマン、孤独の中で深める創作を表します。
鳳閣星が広く自然に伝えるなら、調舒星は一人の心へ届くように、感情や違和感を深く掘ります。詩、音楽、文章、デザインなど、言葉になりにくいものを形にする力です。
感性を守るために距離が必要な時があります。大勢へ合わせるより、一人で仕上げる時間を確保すると、表現の鋭さが活きます。
魅力本能|禄存星・司禄星
禄存星|愛情と価値を広く動かす
禄存星は土性の陽です。愛情、奉仕、引力、回転財、中心性として、人やお金を広く動かします。
困っている人を見れば力になろうとし、与えたものが人の縁や信用として戻る流れを作ります。現実的なお金の動きにも関心が向きやすい星です。
与える範囲が広すぎると、自分の時間や資金まで使い切ることがあります。誰へ、どこまで、何を渡すかを決めると、魅力が持続します。
司禄星|身近なものを蓄え守る
司禄星は土性の陰です。家庭、蓄積、堅実、準備、信用として、身近な人や物を守ります。
禄存星が広く回すなら、司禄星は小さく確実に積み上げます。家計、顧客記録、在庫、生活習慣など、毎日の蓄積を価値へ変える力があります。
結果が出るまで時間をかけるため、変化が速い環境では目立ちにくいかもしれません。長期計画、品質管理、信頼関係など、続けるほど価値が増える場所で強みになります。
攻撃本能|車騎星・牽牛星
車騎星|まっすぐ行動する
車騎星は金性の陽です。行動、前進、正直さ、責任感、勝負への反応を表します。
考え続けるより、動いて答えを見つけるタイプです。目的と締切が明確な時、素早く役割を果たします。
勢いが強いと、相手の準備を待てず、言葉が直線的になることがあります。確認役や休む日を先に決めると、速さを頼もしさへ変えられます。
牽牛星|役割と名誉を守る
牽牛星は金性の陰です。礼儀、責任、組織、役割、自尊心、名誉を表します。
車騎星が自分の身体で直接動くなら、牽牛星は立場にふさわしく働き、任された役目を全うします。準備を整え、信用を積み上げる力があります。
評価や肩書きを意識しすぎると、失敗を見せられず、一人で抱えることがあります。役割を果たすために助けを求めることも、責任の一部だと考えると力を使いやすくなります。
習得本能|龍高星・玉堂星
龍高星|体験から新しい知恵を得る
龍高星は水性の陽です。好奇心、改革、冒険、創造、体験学習を表します。
知らない場所へ行き、自分で試し、既存の形を作り変えることで学びます。正解を暗記するより、「実際にどうなるか」を確かめることに面白さを感じます。
変化を求めすぎると、基礎が固まる前に次へ移ることがあります。体験したことを記録し、人へ説明すると、得た知恵が形に残ります。
玉堂星|受け継いだ知恵を深く学ぶ
玉堂星は水性の陰です。学問、伝統、母性愛、知性、正統な学びを表します。
龍高星が体験から新しく学ぶなら、玉堂星は先人の知識を受け取り、順序立てて理解します。歴史、資格、専門教育、教える仕事など、知識を守り伝える場面で力を使います。
理論が多くなると、動く前に考え続けることがあります。学んだ内容を一つ実践し、誰かへ説明すると、知識が自分の知恵になります。

十二大従星は、人の一生にたとえた12種類
十二大従星は、胎児から始まり、赤ん坊、児童、少年少女、青年、壮年、家長、老人、病人、死人、入墓、あの世まで、人の一生を12段階にたとえます。
名称は、現実の年齢、病気、死を予告するものではありません。その段階が象徴するエネルギーの質を表します。
| 星 | 点数 | 人生段階 | エネルギーの使い方 |
|---|---|---|---|
| 天報星 | 3 | 胎児 | 変化、多才、同時進行、無から形を作る |
| 天印星 | 6 | 赤ん坊 | 無心、愛される、受け取る、周囲を和ませる |
| 天貴星 | 9 | 児童 | 学ぶ、誇り、素直さ、知識を身につける |
| 天恍星 | 7 | 少年少女 | 夢、憧れ、自由、故郷から外へ向かう |
| 天南星 | 10 | 青年 | 勢い、批判力、目的へまっすぐ進む |
| 天禄星 | 11 | 壮年 | 現実性、観察、慎重、経験で守る |
| 天将星 | 12 | 家長 | 統率、責任、強いエネルギーを背負う |
| 天堂星 | 8 | 老人 | 落ち着き、自制、知恵、静かに見守る |
| 天胡星 | 4 | 病人 | 直感、空想、感性、無形の表現 |
| 天極星 | 2 | 死人 | 精神の解放、奉仕、無からの発見 |
| 天庫星 | 5 | 入墓 | 探究、継承、記録、一つを深く掘る |
| 天馳星 | 1 | あの世 | 瞬発力、忙しさ、短時間で広く動く |
点数は、運の順位ではない
十二大従星には1から12のエネルギー点数があります。天将星が12、天馳星が1ですが、12点だから成功し、1点だから失敗するという意味ではありません。
天将星は、大きな責任を引き受けて初めて強いエネルギーが活きます。役割がなければ、力を持て余す場合があります。天馳星は持続的な重さは小さくても、短時間に複数のことを動かす瞬発力があります。
点数を見る時は、「どれだけ強いか」だけでなく、「その量をどんな時間配分で使うか」まで考えます。
1〜3点|無形・変化・瞬発のエネルギー
- 天馳星1:短時間で大きく動く
- 天極星2:形のない精神性を広げる
- 天報星3:形が定まる前の可能性を動かす
長時間同じことを続けるより、短い集中、変化、発想の切り替えが力になります。
4〜6点|感性・探究・受容のエネルギー
- 天胡星4:直感と美意識を受け取る
- 天庫星5:一つを掘り、記録し、継ぐ
- 天印星6:周囲から受け取り、和ませる
目に見えない感覚、深い研究、人とのつながりが力の入口です。
7〜9点|夢・落ち着き・学びのエネルギー
- 天恍星7:夢と憧れで外へ向かう
- 天堂星8:経験を静かに見渡す
- 天貴星9:学びと誇りで成長する
社会との接点を持ちながら、自分の理想や知識を育てます。
10〜12点|現実・責任・統率のエネルギー
- 天南星10:若々しい勢いで進む
- 天禄星11:現実を観察し守る
- 天将星12:大きな責任を引き受ける
現実の役割を持ち、身体と行動を使うことで強さが活きます。

人体星図では、星の意味と場所を掛け合わせる
十大主星は5か所、十二大従星は3か所へ入ります。
| 位置 | 入る星 | 読み方 |
|---|---|---|
| 北・頭 | 十大主星 | 親、上司、目上へ見せる顔 |
| 東・左手 | 十大主星 | 兄弟姉妹、友人、社会で見せる顔 |
| 中央・胸 | 十大主星 | 本人の本質、人生観 |
| 西・右手 | 十大主星 | 配偶者、家庭で見せる顔 |
| 南・腹 | 十大主星 | 子ども、部下、目下へ見せる顔 |
| 左肩 | 十二大従星 | 初年期 |
| 左足 | 十二大従星 | 中年期 |
| 右足 | 十二大従星 | 晩年期 |
同じ牽牛星でも、中央なら本人の本質として役割と責任を重視し、北なら親や上司へ礼儀正しく接し、西なら家庭で自分の役割を果たそうとします。
同じ天報星でも、左肩なら初年期、左足なら中年期、右足なら晩年期に、変化と多才さがテーマとして表れやすいと読みます。
星名の説明だけを読むと、自分の結果と合わないように感じることがあります。必ず「何の星か」と「どこにあるか」をセットで見てください。
実例|車騎星・牽牛星・龍高星・禄存星に従星を重ねる
1986年2月7日生まれの人体星図を使います。
| 左肩 | 北 | 右上 |
|---|---|---|
| 天胡星 | 禄存星 | 空欄 |
| 東:車騎星 | 中央:車騎星 | 西:牽牛星 |
| 左足:天胡星 | 南:龍高星 | 右足:天報星 |
中央の車騎星×中年期の天胡星
中央の車騎星は、素早く動き、現場で答えを出そうとする本質です。中年期の天胡星は、感性、直感、無形の表現を受け取るエネルギーです。
二つを重ねると、次のように読めます。
理屈を積み上げてから動くより、直感でつかんだものを素早く試し、行動しながら形にする。
仕事なら、企画、取材、現場改善、制作など、感覚と行動の両方を使う場面に活かせます。
西の牽牛星×中央の車騎星
西の牽牛星は、家庭や配偶者との関係で役割と約束を重視します。中央の車騎星は、まっすぐ動く本質です。
家庭で「言われる前に動く」「自分の担当はきちんと終える」と表れやすい一方、相手のペースが遅いと、自分だけで進めてしまうことがあります。役割を決めるだけでなく、いつまでに、どの程度まで行うかを共有すると、二つの金性を活かせます。
晩年期の天報星×東の車騎星
晩年期の天報星は、変化、多才、同時進行。東の車騎星は、社会での行動力です。
年齢を重ねても一つの役割へ固定されず、複数の活動を短い周期で動かす姿が考えられます。毎日同じ量を続けるより、テーマを切り替えながら集中する方が、エネルギーを使いやすい組み合わせです。

自分の星を読む3つの手順
1|中央の十大主星を確認する
まず人体星図の中央にある星へ丸を付けます。その星の五行、本能、陰陽、中心となる動きを確認します。
例:中央が司禄星なら、土性・魅力本能・陰。身近な人や物を守り、積み上げる力が本質の入口です。
2|知りたい場面の十大主星を一つ足す
- 仕事・友人なら東
- 結婚・家庭なら西
- 親・上司なら北
- 子ども・部下なら南
中央が司禄星、東が石門星なら、「身近なものを堅実に守る本質を、社会では仲間をつなぐ力として使う」と読めます。
3|その年代の十二大従星を重ねる
- 初年期なら左肩
- 中年期なら左足
- 晩年期なら右足
中年期が天南星なら、現実の役割へ勢いよく向かうエネルギーが加わります。中央司禄星×東石門星×中年天南星なら、「身近なものを守りながら、仲間をまとめ、働き盛りには目的へ勢いよく進む」と一文にできます。
自分の結果を書き込む欄
| 確認する場所 | 星名 | 五行・本能/段階 | 自分の言葉 |
|---|---|---|---|
| 中央 | 星 | 本質は | |
| 東 | 星 | 社会では | |
| 西 | 星 | 家庭では | |
| 北 | 星 | 目上には | |
| 南 | 星 | 目下には | |
| 初年期 | 星 | 点 | 若い時は |
| 中年期 | 星 | 点 | 働き盛りは |
| 晩年期 | 星 | 点 | 年齢を重ねると |
最後に、中央の主星と今の年代の従星を使います。
私は(中央の星)の という本能を、(今の従星)の というペースで使いやすい。
よくある質問
十大主星は、一人に10個全部ありますか?
人体星図に配置される十大主星は5か所です。同じ星が複数へ入ることがあり、10種類すべてが一人の図へ並ぶわけではありません。
十二大従星は、一人に12個全部ありますか?
人体星図に入る十二大従星は、初年期・中年期・晩年期の3つです。12種類の中から算出され、同じ星が重なる場合もあります。
中央の主星だけ読めばよいですか?
中央は本質を読む入口ですが、東西南北もすべて本人の星です。仕事なら東、家庭なら西というように、知りたい場面の星を足してください。
従星の点数が低いと、運勢も弱いですか?
点数はエネルギー量の目安で、運勢や人間の優劣ではありません。天馳星1点には瞬発力、天極星2点には精神の広がりなど、低い点数ならではの質があります。
天将星があればリーダーになりますか?
天将星は強い責任と統率のエネルギーです。実際の役割、人体星図の位置、他の主星との組み合わせで表れ方が変わります。星があるだけで職位を決めるのではなく、責任を引き受ける環境があるかを見ます。
天胡星や天極星は、病気や死を意味しますか?
人生段階の名称は、エネルギーの状態を表す象徴です。天胡星は直感や感性、天極星は精神の解放や奉仕として読みます。現実の病気や寿命を星名だけで判断するものではありません。
まとめ|主星で本能、従星でペースを読む
十大主星は、5本能を陰陽に分けた10種類です。
- 守備:貫索星・石門星
- 伝達:鳳閣星・調舒星
- 魅力:禄存星・司禄星
- 攻撃:車騎星・牽牛星
- 習得:龍高星・玉堂星
十二大従星は、人生12段階にたとえたエネルギーです。1から12の点数は運の順位ではなく、力の量と使い方を示します。
自分の結果を読む時は、中央の十大主星、知りたい場面の東西南北、今の年代に当たる十二大従星という順番で重ねてください。
命式の8星がどこに配置され、日干とどうつながるかを確認したい人は、算命学の命式とは?陰占・陽占・人体星図の見方へ進んでください。

まず真ん中の主星、それから今の年代の従星。この二つを一文につないでみ。星の説明を二十二個暗記するより、あんたの命式にある星を使える言葉へ変える方が、ずっと大事やで。